米と冷害

冷害になったらその年の農業収入は大丈夫なん? てな声が聞こえてきそうですが、
そういう事態に備えてほとんどの農家は水稲共済(保険ね)を掛けてあるので何とかなります。
その共済は自動車任意保険と同じ掛け捨てで、平成5年以来もう29年間です(汗)

私がこれほど冷害を望む理由を少しお話ししますね。先代様から聞いた話を基にしてますが、もう時効なので正直に話します。
私が婿に来た前年の平成5年(1993年)かの平成の大冷害です。時同じくして私は人生の大事な話でこちらにお伺いしてたので(詳しくはこちら)その年に何が起きてたのか、稲穂の状態がどの様なものだったか、たまたまだったのではありますがこの目に焼き付いています。
その年、我が家では水稲共済の損害評価が10割=全滅と評価され、100%の共済金が下りたのですが米粒の入ってない立ったままの稲穂を当然そのまま放置する訳にいかず、稲穂を細かくカットするためにコンバインを走らせるのですが、いくらかは米粒がタンクに入って3俵/反ほどの収穫となったらしく、共済金と合わせて結局は例年比130%ほどの収入になったとの事でした。
乾燥・調整・出荷作業は例年の30%の労力で、電気代・灯油代も7割減。おまけにその出荷した3俵/反の米は思いもしない高値がついたとの事。
これに終わらずさらに米在庫が尽きた翌年産の米価も必然的に高値になりますわね。
一石二鳥と言う言葉が日本にあるとすればその通り、いや一石三鳥・一石四鳥だね・・・
すっかり温暖化になった昨今では羨ましい話です。

「10年に一回くらいはこんな冷害になればいいのにな」という先代様の言葉が今でも脳裏に浮かびます。それ以来二匹目のドジョウを見たことはありません。

どんど晴れ

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